考えてみた

メタなことを言いだす人は疲れてるんじゃないか説

しばらく前に岡崎体育の『MUSIC VIDEO』という曲が流行った。「曲」というよりもPVがある前提の曲なので、どちらかと言うと「映像作品」になるんだろうと思う。 岡崎体育 『MUSIC VIDEO』Music Video これに関して友達と話すことがあって、何かというとその…

羽海野チカ漫画のとある美乳のコマ内の表現について考える

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』より このコマ、さらっと描かれてるけどすごいと思うんですよ。内容的には「風呂場で山田さんが美乳であることにショックを受けたはぐちゃんを、真山がなぐさめる、森田先輩がもらい泣きする、修ちゃん先生と竹本くんがほ…

店頭ディスプレイの運用コスト、および理想の昼飯

先日、会社近くの中華料理屋に昼飯に行ったところ、店頭のディスプレイがかなり抽象的だった。 理想の昼飯 pic.twitter.com/jrH2gPIEoR— 清い豆腐 (@toofu__) September 15, 2016 ランチセットが二種類。片方は海鮮タンメン、半チャーハンに餃子2つがついて…

喪失感の生まれる条件

一. 最近、「ひとりぼっち惑星」というスマホゲームをやってた。特に何をするわけでもないゲーム。人工知能同士が戦って壊し合っていて、自分はその争いを傍観しながら壊れた残骸を回収するだけのゲーム(本当はそれだけじゃないけど)。自分が電波を発信す…

なんでもかんでも「それっぽい」図にするのやめてくれ

しばらく前にこんな本を買ってたので読んでた。 IA/UXプラクティス モバイル情報アーキテクチャとUXデザイン 作者: 坂本貴史 出版社/メーカー: ボーンデジタル 発売日: 2016/03/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 自分…

ブログをはてなに移行する

新しくはてなブログをつくった。これまでは自分のレンタルサーバーにMovableTypeをインストールしてチクチク構築していたけど、既存のプラットフォームに乗っかるのもいいのではないか、と思うようになった。 理由1. 世の中のエコシステムにのりたくなった …

「サービス」とか言わずに全部「機能」と言うと自分的にはしっくりくる

自分はデジタルエージェンシーとか言われている会社に身をおいていて、やれイノベーションだ人間中心設計だ、みたいな話をよく聞くんだけど、そのへんでよく言われている「サービスデザイン」とか「顧客視点」とかの言葉にずっと違和感を持っていて、なぜだ…

流行語大賞は「言葉」を選んでほしい

先日、流行語大賞2015の候補語50語が発表されました。 爆買い/インバウンド/刀剣女子/ラブライバー/アゴクイ/ドラゲナイ/プロ彼女/ラッスンゴレライ/あったかいんだからぁ/はい、論破!/安心して下さい、穿いてますよ。/福山ロス(ましゃロス)/…

状況に左右されず常に同じ動きで操作できる、というユーザビリティ

家ではMac、会社ではWindowsを使ってる両刀使いなんですが、キーボードのある一点だけはMacが圧倒的に使いやすいと思っているところがあります。それは全角と半角の切り替え。 Macでは全角に切り替えるボタンと半角に切り替えるボタンの2つ、Windowsでは1つ…

「名前をつける」ということの勇気

「光」という名前の曲はいままで2回出会ったことがある。 宇多田ヒカル『光』 haruka nakamura『光』 同じ名前だけど、全然違う曲調。どちらもとても好きな曲だけど、気になっていることが一つある。それは「この人たちは、この曲に『光』という名前をつける…

「完璧な検索」なんてものは存在しないのでは?という話

仕事でWebサイトの設計をしたりする関係上、SEO(Search Engine Optimization / 検索エンジン最適化:Googleとかの検索からのサイト訪問を増やそう!と頑張るアレコレの総称)という単語はしょっちゅう耳にしますし、お客さんからそれについて意見を求められた…

「やる夫スレ」考 〜文字について〜

やる夫スレを読むのが趣味だったりします。夜な夜なPCを立ち上げてまとめスレを見るのですが、よくよく考えてみると、この「やる夫スレ」というのは、かなり面白い文化であるように思えます。そこで、ちょっとそれについて考えてみることにしました。 やる夫…

『みんなのポケモンスクランブル』の課金システムがすごいらしい

こんなツイートを見かけた。 みんなのポケモンスクランブル、基本無料で課金かーと思ったら、課金できるのは4800円までで、最大まで課金すると有料ストーンが無料でもらえるようになるんだなー。これすごい。課金の最大値を決めて、しかもそれがパッケージ版…

UIにおけるイコノロジー的解釈について

アプリの設計なんかをやっていると、ハンバーガーボタンとかよく見たり使ったりしますが、この横棒が3本並んだものをなぜメニューボタンと認識することができるのでしょうか。そうしたUIについて、試しに美学における「イコノロジー」の概念をふまえて考えて…

ドアノブの形がドアの両側で同じなのはユーザビリティ的にいいのか?

下の写真は、勤務先が入っているビルの階段室へのドアである。ドアノブ部分の上面が斜めにカットされている。 これが案外良くできていて、ちょうどドアノブを下げてドアを押し開けるとき、もたれかかるようにして斜めに力をかけやすいのである。 ドアノブに…

なぜ「understand」で「理解する」なのか?

英語に対する不思議なことはいくつかあります。なぜ「Wednesday」のdは発音されないのか?とか、なんで「October」はタコっぽい名前なのに10月なのか?とか。(カエサルとアウグストゥスが自分の名前を押し込んだ「July」と「August」によって、もともと8月だ…

デザインの対象範囲をひとつ広げてみること

会社の近くにコーンが立っていた。 普通に帰り道にあるので目に入ってはいたのだけど、「最近のコーンは光るんだな」程度にしか思わず特に注意を払っていなかった。 だけどある日、ふと「中に電球入ってるのか?」と思いコーンを傾けてみると、思いもよらな…

なぜPASMOやSUICAは券売機で「タッチ」してチャージできないのか、考えてみた

普段PASMOのチャージは駅の券売機で行うことが多いのだけど、なぜ券売機はタッチでチャージできるようにならないんでしょうか。普段PASMOをパスケースに入れているので、チャージの時にそこから出さなければならないのは非常に手間でその都度イライラします…

見つけ難い小さな空白

右の画像はある本の1ページですが、このページを一見して、どういった流れで文章を読んでいくように思うでしょうか。(ジェーン・フルトン・スーリ+IDEO著 森博嗣訳 『考えなしの行動?』 太田出版 2009 p.172) 一瞬、読み方に迷う いおそらく、一瞬見ただ…

「iBeacon × 図書館」の可能性について考えてみた

iBeaconが普及すれば面白いことになりそうな気がしています。 iBeaconって? 店舗内で特定の商品に近づいたら、その商品に関する説明やセール情報がiPhoneなどにプッシュ通知されるというものです。 こちらのページが詳しく載っています。 アプリを起動させ…

サービスのパラメータをひとつにする

普段、あまり褒められた食生活をしていません。自炊はしないし昼食はコンビニだし、休みの日もやよい軒とかで済ましてしまうことが多いです。とはいえまったく健康を気にしないかと言われるとそうでもないわけで、コンビニでもサラダを買ったり、油分は控え…

街中で見つけた貼り紙のアーカイブ「A4タイポグラフィ」

最近、街中で見つけた貼り紙を写真に撮ってアーカイブしはじめました。 > A4タイポグラフィ(tumblr) 他愛も無い貼り紙から、大判プリンターも無い中でどうやって強いメッセージを発信しようかと考えた過程、または、何も考えずに出力した結果が見る者にどの…

「電子書籍」という名前はふさわしくないんじゃないかと思う

電子書籍リーダとしてKindleを使っており、これはこれで便利ではあるが、個人的には「電子書籍」という名前はよくない。なまじ「書籍」の名を冠しているせいか、みんなこれを「紙の書籍の代替物」としか捉えていない節がある。Kindleストアを見てみると、電…

「町一番の美人」は誰も見たことがない

最近Amazonであるフィギュアが目に留まった。 これ。http://www.alter-web.jp/figure/13/01_2/ 何がというと、背中のカーブのラインがものすごくツボだったわけですが、それと同時に「このフィギュアは買ってはいけない」とも思った。 なぜツボったのか。そ…

「ポジティブな定型文」で世界はポジティブになるのか?

オフライン、オンラインどちらのコミュニケーションにおいても、罵詈雑言を吐くことはあまり好ましくないとされている。悪口ばかり言う人は多分まわりの人からあまり信頼されないし、youtubeのコメントなんかを見ていると、「気持ちよく聴いてる人がいるんだ…

ARが向かう先は真っ白な街か?「Google Glass」を見て思ったこと

少し前に(といっても3ヶ月以上前だけど)、Googleが「Project Glass」を発表した。メガネ型端末を装着することで普段の生活の視野内にARを映す、とても未来感あふれるプロジェクトである。 しかし、この動画が発表されるとすぐに、ARに気を取られ前方不注意…

詳細を共有しないことで価値を共有できるコミュニケーション

昼間、「ピクニックの定義とはなにか」という疑問について少し話し合った。「外でみんなでごはんを食べることことだ」「なら食事をしなければピクニックではないのか」「じゃあ、外をみんなで歩くことだ」「なら食堂に行くために屋外をみんなで歩いているの…

自分が使っている手帳に、いくらの値段をつけるか

ふだんモレスキンの手帳を使っている。 その手帳の表紙をめくった最初のページには、失くして誰かがそれを拾ってくれた時に、「ここに届けて下さい」という住所とともに、「届けてくれた人に対する謝礼の金額($)」を書く欄がある。その次のページには個人…

自分にとってはなんでもない、誰かの誕生日について

別に僕が今日誕生日なわけではない。誕生日をネット上で高らかに宣言するような性格でもない。 最近facebookで「友達」が増えてくるにつれて、毎日のように画面の右上のところに「今日は◯◯さんの誕生日です」的なメッセージが出るようになった。クールキャラ…

自分を表現するということについて

「記憶」とは主観を含んだ「記録」である。記録(情報)に主観を加え、分析をし、表現し、記憶は作られる。 最近、記憶がなくなってきた 最近記憶が無くなってきた。誰も情報に主観を与えず、ただ受け取るだけなのである。記録は記憶にならず、ひとつひとつ…

手帳の使い方の話

数年前に大学生になって、バイトを初めてから手帳というものを使うようになった。それまでは多分脳内で把握できる分の予定しか入らない人生を歩んできたのだと思う。バイトが始まるとシフトが何日の何時から何時までとかいうのがたくさん入るから手帳を買わ…

メロディコールという、余韻のあるコミュニケーション

夜、友人の携帯電話に電話をかけたところ普通の「プルルルル」という音ではなく、まるで子守唄のような穏やかな曲とともに小鳥のさえずりが聞こえ、やがて「ただいま電話に出ることができません」というメッセージが発せられた。 メロディコール なかなか素…

昔の人間と今の人間を同じ生物ととらえていいのか?

生物は進化していく。 環境に対応してその身体を徐々に変化させていき、今ある姿になっていった。 まったく姿を変えない種もあるらしい。ミミズなんかはかなり昔から今の姿のままであると聞いたことがある。たしかにミミズなんかはほとんど土の中にいて、今…

ポスター掲示的な年賀状

新年。辰年。 今年は本当に久しぶりに紙の年賀状を書いた。お世話になった人たちに。 出来和えのものですましてしまったけれど、来年からは手作りデザインのものにしてみるのも悪くないかもしれない。知性とセンスが問われる。例えば辰年だったらどんなもの…

「英雄」から「役割」、そして「道具」へ。ヒーロー像の変遷をまとめてみた

以前授業でまとめたヒーローについての話。 ヒーローは「英雄」とか「主人公」とか訳されるが、とりあえず一般的に「ヒーロー」として捉えられるキャラクターについて考える。 ヒーローが「英雄」であるか「人間」であるかということから見ていくことが出来…