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ニーア オートマタ ひとまずクリアした。良かった。(ネタバレあり感想)

 

購入からおよそ2週間。ようやく一通りのストーリークリアを終わらせた。プレイ時間は40時間弱。長すぎかも。サブクエスト消化率は63%。

 

非常によかった。よかったというか、自分好みだった。どういうどころが自分好みだったのかを書こうと思うとどうしてもネタバレになるし無駄に長文なので、嫌な人は読まないほうが良い。ちなみにヨコオタロウ作品は初体験。

どうでもいいけど、英語音声/日本語字幕でやってた。いちおうボイス聴き比べたけど、特にポッドの声については英語のほうがしっくりくるように感じた。

 

エンディング状況

到達したエンディングはABCDEG。順番としてはAGBCDEで、多分かなり普通の流れだと思う。この手の周回プレイもののRPGって今までやったことがなかったので、分岐がどこにあるのか調べながらやらなきゃいけないのかなと思ってたけど、案外そんなことはなかった。というよりもこれABCDEで一つのストーリーであって別に周回プレイって言う必要ないんじゃね?って感じだった。

 

なんとなく感想

1周目(A)は全体通して謎が出題されるだけの回で、「目の前のストーリーをこなしつつ、けど全然意味がわからない」という感じだった。2周目(B)は基本的に1周目と同じストーリーを辿りつつ、「実はこういうことだった」みたいなのがちょっとずつ分かっていくという仕組み。その構成の作り方も自分のこれまでのゲーム経験にとってはなかなか新鮮で、「ゲームやってる」というよりも、「アートを体験してる」みたいな感覚があった。さらによく出来てると思ったのが、「9Sはハッキングを得意としているサポートタイプ」という設定。1周目で2Bを操作しているときには「あー9Sがハッキングでサポートしてくれてるなー」というだけだったんだけど、2周目で敵ロボットにハッキングしてる9S目線になると、ハッキングの結果いろんなものが明らかになってる、という構成は「あーなるほどなー」と思った。上手い構成だと思う。2Bが死んで操作がA2に変わるっていうのも自分的にはかなり新鮮で、2Bが死んだことへの喪失感はなかなかすごかった。

 

ストーリーも、こういうディストピアSFというか、虚しさ9割希望1割みたいな締め方はかなり好みだったので最終的な満足度が高い。けど3周目のバンカーで6Oが襲い掛かってくるあたりはかなり心にクるものがあって、しかも他のヨルハ部隊員と一緒に襲い掛かってきたのでまとめて6Oもブッ殺してしまい(というかどれが6Oかわからない)、悲しんでるヒマすらないところがなかなか容赦ないなと思った。

 

最後のシューティング

あと最高だったのがエンディングE最後のスタッフロール。

スタッフロールをシューティングゲームにするっていうのが自分には新鮮すぎたし、スクエニ強すぎんだろってのは置いといて、このシューティングゲームの存在そのものが個人的に最高だなって思っている。

エンディングEに行く頃は2B、9S、A2全員それぞれに対して結構愛着を持っていたし、結構この物語とか、ヨルハ計画とはなんだったのか、みたいなゲームの根幹ところにだいぶ感情移入している状態だった。そんななか「データは低レイヤーに残存しているだけで、サルベージは困難」みたいなことをポッドが言うわけだけど、その結果サルベージしていくのがゲームのスタッフロール。「低レイヤー」がゲームを作った人たちを指しているということは、ヨルハ計画の根幹はこのゲームを作った人たちである、ということであり、つまり「ヨルハ計画とか人類とアンドロイドと機械生命体とか色々言ってたけど、結局それゲームなんだよ」と突きつけてきているのと同義なのだこれは。いままでさんざんツラめのストーリーで心をエグッてきておきながら「いやいやゲームだからね」って失笑しているかのような。けれどサルベージが終わった後、ポッドが2B、9S、A2を修復し、「同じ結果になるかもしれないけど、やってみなくちゃわからない」というシーンが入る。ここでまたほのかに希望を持ってしまう、またゲームの中に一瞬ではあるけど入り込んでしまう。この位相の変化がたまらなかった。

あとシューティングゲーム、スクエニが強すぎて死にまくって救援要請してしまったのだけど、あそこで自分を励ましながら助けてくれた人たちはもう。。って感じで最後にまた心にクるものがあった。つまり僕たちの存在はデータによって定義されており、その点では僕たちとアンドロイドや機械生命体は同等である。逆に言うと「僕たち」という存在自体がこのゲーム内に存在しているとも言え、ゲームをしている間2Bや9SやA2になりきっていると思っていた僕たちは僕たち自身を見失っていたことになる。このゲームはTPSであり、2Bの目線そのものになることはできない。それはゲームシステム上の問題だけでなく、「僕たちは2Bではない」という事実を指し示していたのだ。

 

まだ不明なところ

全体的に満足度超高いんだけど、まだ微妙にふわっとしてるところがある気がしていて、なんでアダムやイブが死んだあと、妙に機械生命体が凶暴になってるのかというところ。たとえば廃工場の宗教虐殺とかパスカルの村焼き討ちとか。あのへん、なんでそんなことになってんだっけ、というのがイマイチ整理ついてないけど、自分の理解力不足だろうか。

あと、結局アダムとイブはなんだったっけ?なんで人型だったんだっけ。そういえばアダムが最初に出てくる砂漠の洞窟で、機械生命体が赤ん坊あやすふりしてたりセックスの真似事みたいなのしてたけど、あれはなんだったんだろう。

それと、タイトル画面で放置してると流れるムービーがめっちゃ好きで、けど1周目やったくらいだとわかんないシーンが多すぎて(そもそも一周目終わった段階くらいだと「なんでこんなにA2が目立ってんだ?」って感じ。てっきりA2と9Sに過去つながりがあったのかなとか思ってた)。エンディングEまでやるとほぼ全部見覚えのあるシーンなんだけど、以下の2つだけ「こんなシーンあったっけ?」というところがあり、サブクエやってたら出るって感じでもないし、聴き逃しなのかな。

 この記録を聞いた者がいたら、伝えてほしい…事がある…

もし、ヨルハ部隊所属9Sに会う事があったら…

私は…彼に…

(声たぶん2B)

無駄だとわかっていても、やらなきゃダメなんだッ!

(声たぶんA2)