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Apple Watchを5日間つけてみて、「操作」するものではないと理解した

レビュー > ガジェット系

発売日の次の日にAppleWatchを買ってみて、5日間ほど着けて生活していたのですが、便利な部分やそうでもない部分、これからだなーって部分が色々ある感じです。
ちなみに、買ったのはSportsタイプの38mm緑。なぜ42mmでないかと言うと、ヨドバシに行ったら余ってたから買っただけだからです。

良い感じなところ

THE GUILDの深津さんがブログに書いている通り、「通知マシーン」としての便利さはかなり強いです。軽くメッセージが来た程度なら手首をちらっと見れば確認できるのは、iPhoneに比べて圧倒的にスピードが上がっています。(ただ、いまよりよけいに返信忘れが多くなりそうで怖い)
あとは、まだ使う機会が無いけど、Passbookはかなり便利なんじゃないでしょうか。

ダメなところ

遅い

まず決定的にダメなところが、圧倒的に動作が遅いところです。画面の切り替えなどもそうですし、アプリの立ち上げが普通に数秒ないし10秒近くかかります。ちゃんと使おうとしている場合、その間ずっと手首をあげ続けなければならない訳で、腕が疲れます。
そもそも腕時計ってずっと見続けるものではなく「ちらっと見て必要な情報を見る」ものだと思うのですが、結構操作手順が複雑な上に動作も遅いので、手首に着けてるアドバンテージをなくしてしまってる気がします。

画面が小さいせいで操作手順が複雑

例えばメッセージに簡単に返信することができるのですが、

  1. メッセージを読む
  2. 「返信」ボタンを押す
  3. 定型文を選ぶ or 音声認識を選ぶ
  4. (音声認識を選んだ場合)しゃべる
  5. (数秒後)認識されたテキストが表示される→OKボタンを押す
  6. 音声データで送るかテキストで送るかを選ぶ
  7. 送信

という長い手順を踏む必要があります。(その間、腕あげっぱなし)それなら普通にiPhone取り出して返信した方がよっぽど早いし楽です。おそらく画面が小さいせいで置けるUIが限定されているのでそうなっている気がします。
あと、画面が小さいせいか、やはり誤タップは多いです。

センサーの微妙な未完成さ

おそらく加速度センサを利用して、腕をあげて時計を見ようとすると画面が表示されるのですが、たまに表示されない場合があります。センサーがうまく作動しないからだと思いますが、その場合、一度腕を下げてもう一度あげる必要があります。これが地味にストレスです。上記の通り、「ちらっと見て必要な情報を見る」のに便利な場所に着けられているので、それができないのはかなり良くないと思います。

たぶん、Apple Watchは「操作」するものではない

思うに、Apple Watchは、その画面を見てじっくりと「操作」するものではなく、必要なときにちらっと見るだけのものです。通知が来たからちらっと見る、目的地に向かう最中にどの方向に行けば良いのかを見る、駅に向かう最中に電車の時間を見る。そうした必要なときにちらっと見るだけで必要な情報が端的に表示されていればいいものであり、必要な情報を見るために操作が必要な状態では、真に実用的なものではないのではないでしょうか。言い換えれば、AppleWatchからは100%受動的に情報を受け取ることが求められます。
現状、そうなっていないのはアプリ側の問題もあるかもしれません。Google Nowとかがガッツリ時計型端末で使えるようになると、かなり変わるのではないでしょうか。(Android Wearではもうつかえるのでしょうか)

もったいないな、と思うところ

もうひとつ、もったいないな、と思うのが、身につける「装具」としてのApple Watchです。
ある意味ファッションのひとつになったも同然なのですが、残念ながら普段歩いているときはただの黒い四角がついたバンドです。腕をおろしているときはバッテリー温存のため画面を非表示にしているからなのですが、これが本当にもったいない。

ふだん、ファッションと言えば衣服とか髪型とかで工夫がされるものですが、それらは固定されているものであり、着替えたりセットしなおしたりしないと変えることができません。その点、デジタルデバイスであるAppleWatchは画面の様子をいつだって変えることができます。なんなら着けてる人の心拍数で変えることもできるし、歩いている場所でも帰られるし、天気とか気温とか、いろんな要素に応じて画面を自由に変える(しかも本来、そうした画面を装着者自身で作ることもできる)ことで、「可変的な装い」をつくることができるはずです。ところが現在のAppleWatchはただの黒い四角で固定されています。

人間の「装い」というものを変革させることができるだけの土壌がそろっているはずなのに、バッテリーのような機能性の問題だけでそれが実現できなかったとすると、とても残念です。