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「グラブル」と「城ドラ」と「スプラトゥーン」をやり比べて思ったこと

ゲーム

最近ちょこちょこゲームをやってます。すでにやり終えたものもありますが以下の3つがメインプレイのゲームと言えます。

グランブルーファンタジー(グラブル):
スマホRPG。課金額は約3万円。プレイ期間は1ヶ月ほど。アンインストール済。
城とドラゴン(城ドラ):
育成と将棋合わせたみたいなバトル系スマホゲーム。始めてから2,3週間。課金額は0円。
スプラトゥーン:
TPSのアクションゲーム。WiiU。課金額は約6,000円(ゲーム購入代)。プレイ時間は220時間ほど。

この3つのゲーム、デバイスも違えばジャンルも違うし、それぞれゲームを作る側の思想も全く違うように見受けられて、我ながらバランス良いなあと思ったので、ちょっとやり比べて思ったことを書き連ねていこうと思います。

各ゲームの特徴(主観)

グラブル

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画像:http://www.mbga.jp/_game_intro?game_id=12016007
  • プレイ初期の感想はこちらで、課金した時の感想はこちら
  • ユーザー規模は800万ダウンロード超えが公表されている。アクティブユーザーがどんなものかわからないけど、40万ユーザーとかなんかな。
  • ふつうのRPG。システム的にはスーファミ時代のFFやDQと同じレベル。
  • 課金タイプはいわゆるガチャで、お金をかけたところで自分の満足行く結果が出るとは限らない。(その結果どんどん課金してしまう。最近話題になってる「アンチラ出すのに70万円かけた」みたいな)
  • やってみた感想的には「課金をしないとこのゲームを楽しみきれない」感をとても感じる。
  • プレイの「上達」という概念は基本的に無い(と思う)。金と時間かけた分だけ強くなれる。
  • ユーザー同士のバトルは自分の認識している範囲では存在しない。ユーザーが協力してデカいモンスターを倒す、みたいなのはあるが、画面には自分のバトルしか映らないので、他の人が何やってるのかはあまりよくわからない。
  • そもそも、ゲームのメインはバトルではなくキャラやアイテムの収集にあるように感じる。そういうのを刺激するキャンペーンがひっきりなしに運用されている。中の人大変そう。
  • 騎空団や共同クエストなど、ユーザー同士のコミュニケーションの場はわりと多い。

城ドラ

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バトル中の画面。
  • 350万ダウンロード超えが先日公表された。アクティブユーザーがどれほどかはこちらも不明。だけどアクティブ率はグラブルよりは高そうなイメージ。
  • 1対1〜3対3でモンスターをうまく配置して戦わせる将棋っぽいゲーム。戦術性が要求されたりと、やってるうちにプレイが「上達」してくる。バトルシステムはかなり良く出来てると思う。
  • ユーザーどうしのバトルがメイン。
  • 課金タイプはいわゆる「時間短縮」で、モンスターを育てたり、城の発展のために必要な行動にかかる時間が金払うとすぐ終わるイメージ。
  • 基本的に放置ゲー。モンスターをセットしてほっとくと、時間が経てば経験値が積まれていく。そのため無課金状態では、わりとモンスターのレベルがプレイを開始してからの時間に比例する。
  • ただ通常のバトルでは「腕試しモード」があり、全員Lv1の状態でバトルが行われるので、「どんなモンスターをもっているか」と単純な上手さを競い合うことができる。
  • たくさんモンスターを手に入れるにはそれなりに長い時間プレイしなければならないが、1回のバトルで使用できるモンスターは都度ランダムに選ばれるので、単純に「いっぱいモンスターを持ってる = 強い」ではない。
  • 1回モンスターを育て始めると6時間解除不能、などわりとゆったりしたプレイになるが、無課金でも100%このゲームを楽しめる、という印象。さらにプラスアルファでこのゲームを極めていきたい場合に課金をすることになる。

スプラトゥーン

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画像:https://www.nintendo.co.jp/wiiu/agmj/battle/index.html
  • 世界で406万本売れているらしい。アクティブユーザー率は知らない。けど人がいなくて困ったことはない。
  • ユーザー8人が4対4に分かれて行う陣取りアクション。ユーザー同士のバトルが基本。
  • ゲームシステムは神がかったレベルでよく出来ている。これはもはや任天堂のDNAだろう。
  • 一方、やりこみのシステムはあまり無い。武器や装備もわりとすぐ全部集まる。(200時間が「わりとすぐ」に入るかどうかは人次第)
  • 武器等はすぐに全て集まるので、基本的に個人の「上達」度合いが全て。
  • 課金、というかそもそも有料ソフトなので、課金しないと遊べない。定価6,156円。買った後は一切課金は生じない。(いまのところ)
  • 1回のバトルは5分程度で終わるが、据え置き型のゲーム機なので、ちょっとスキマ時間に、という遊び方は少し難しい。

比較と感想

「ユーザーにしてもらいたいこと」が異なる

グラブルは基本無料ゲームなので、ユーザーにしてもらいたいことは「課金」である。そのためいかにしてユーザーに課金させるか、という仕組みづくりには余念がないし、その部分に関するクオリティはものすごいものが有る。一方スプラトゥーンはそもそも有料ゲームなので、ユーザーにしてもらいたいことは「他の人がゲームを買うように勧める」である。そのため任天堂は、ユーザーに「スプラトゥーン楽しいからみんなも始めなよ!」と言ってもらうために、ただひたすらユーザーに楽しんでもらえるような仕組みづくりを行う。
グラブルも当然口コミで広がる部分はあると思うが、どうしても「ガチャって。。」というマイナスイメージは存在するため、「おれグラブルやってるよ!課金してるよ!」と世間に公表しづらい人もいそうである。なので、新規ユーザーの獲得自体はTVCM連発によって行い、あとはゲーム内のハイクオリティ課金誘導システムを使って金を使わせる。

そんな中、城ドラは基本無料ゲームでありながら、性質としてはスプラトゥーンに近い。別に課金しなくても充分楽しめるし、課金者と互角にバトルできる場だって用意されている。ユーザー同士のバトルがこのゲームの基本で「いつプレイしてもバトル相手がたくさんいる」状況を作り出す必要があるので、ユーザーにしてもらいたいことは「少しでもたくさんプレイしてもらう」である。課金無課金は関係ない。
おそらく全ユーザーに対する課金者の割合ははるかにグラブルのほうが高そうである。なにせ課金しないとゲームを楽しみきれないのだから。正直なところ、城ドラのマネタイズの構造がどうなってるのか結構気になる。もしかしたら課金者の平均課金額はグラブルより城ドラのほうが高いかもしれない。わりと極める人が課金をしそうだから。(グラブルもアンチラ70万円の人がいたりするし、平均課金額かなり高そうだけど。。)

ゲーム自体に払うお金の量が違う

スマホゲームやってて気になるのが、スマホゲームって1回あたりの課金額が高すぎでは?」というところ。10連ガチャ1回3,000円とか。2回引いたらAmazonでスプラトゥーン買えるやん。。体感的には10連ガチャ1回500円くらいが望ましい。城ドラだって1回で10,000円くらいドーンと課金することができるが、どうせ使いまくってたら一月足らずで課金分使い切りそうである。
そんななか我らがスプラトゥーンは6,000円ポッキリ。ホントにそれだけ。スマホで課金するのが当たり前になってると、わりと「え、こんだけ遊んでお金掛からないの?」とそもそも最初に数千円出してこのゲーム買ってることを忘れてしまうほど。(しかも自分の場合、スプラトゥーンのためにWiiUを買い、完全にそれ専用機になってるので、言ってしまえば35,000円かけてスプラトゥーン買ってるようなものである)

これについて、たぶんグラブルと城ドラは「アプリ内にしかマネタイズの経路が無い」からではないか、と考えている。どれだけキレイなビジュアルを全面に出したりしても、結局はスマホゲームというところで若干ネガティブイメージを持たれている部分はあると思う。特にグラブルは。さらに子供には課金が難しいこともあり、ターゲットから子供は完全に外されている。そのため、例えばぬいぐるみやフィギュアなどの関連商品の展開が難しいのでは、と思う。スプラトゥーンはぬいぐるみ出したりAmibo出したりサントラ出したり、ゲーム以外で色々とお金稼ぎをしているようで、全体でのマネタイズを考えていそう。

ユーザー同士のコミュニケーションが異なる

グラブルは「コミュニケーションを取ろうと思って取る」感じである。あくまでユーザー同士で何かをするのはサブ的な要素で、基本的には1人で行うゲームである。
城ドラはわりと上手く出来ていて、「他人のために何かをしてあげると自分に見返りがある」ではなくて、「自分のためにいろいろしてたら結果的に他の人のためにもなってた」というバランス感ができている(友トレとか)。あとはそもそもがオンラインバトルが基本のゲームだが、何か色々作戦立てるなんてことは無いし、出たとこ勝負でみんな好き勝手プレイする。

スプラトゥーンについては、かなりユーザー同士のコミュニケーションを制限している。バトル中は「イイネ」と「カモン」のみ。あとはプレイで語る、という感じになっている。それはそれでアリである。要は「ストレスにならない」ことが重要で、自分なんかは「意識的なコミュニケーション」はあまり好かないので、城ドラかスプラトゥーンくらいの距離感がちょうどいい。

まとめにもなってないまとめ

結局のところ、スプラトゥーンは敷居を上げてでも初めに金を取り終えることで、あとはストレスフリーな純粋にゲームを楽しめる場所をつくった。そういう意味ではグラブルはもはやゲームではないと個人的には考えていて、グラブルを「楽しんでいる」人ってあんまりいないんじゃないだろうか。キャラ集めをする様子なんかは昔死ぬほどやってたポケモンに重ねてしまったりもしたが、ポケモンは自分であっちこっち探したりしてたものがグラブルでは金である。やっぱりゲーム好きとしてはスプラトゥーンの方を応援したくなる一方、城ドラみたいな中間を突いたゲームも慣れていければと思う。というか、城ドラとスプラトゥーンたのしひ。