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『みんなのポケモンスクランブル』の課金システムがすごいらしい

考えてみた

こんなツイートを見かけた。

なんでも、『みんなのポケモンスクランブル』というゲームの課金システムが他と全然違うらしい。
というわけで、サイトに行って調べてみることにした。ちなみに、このソフトを一回も遊んだことはありませんし、NINTENDO 3DSも持ってないのでそもそもよくわかってません。
http://www.pokemon.co.jp/ex/m-scramble/

第一印象

とりあえずサイトを眺めてみたのですが、いわゆる昔のポケモンみたいなRPGではなく、アクションRPGみたいな感じです。(ここでいう「昔のポケモン」というのは「赤・緑 or 金・銀」を指します)なんか動画を見たぱっと見の印象は聖剣伝説LOMみたいな印象です。
ちなみにサイトはレスポンシブ。PC・タブレットスマホと3段階のレイアウトのようですが、動画や画像のサイズからして、どうやらスマホファーストなサイトのようです。

ポケダイヤについて

『みんなのポケモンスクランブル』は基本無料でプレイ可能です。どうやら「ポケダイヤ」というアイテムが課金の対象となるようで、「50個80円」みたいな値段で売っているようです。
ポケダイヤは「冒険をさらに楽しく、遊びやすくするアイテム」らしく、すれ違い通信でやってきたMiiと話したときなど、課金以外でも色々手に入れられるようです。
ポケダイヤでできること(サイトで分かる範囲)は以下のようです。

  • ステージに向かうための「気球」が買える
  • 仲間にできるポケモンの数が増える「ポケモンの家」に行ける
  • バトルに向けたときにコンティニューすることができる
  • 使用してしぼんでしまった気球を元通りにできる(本当は一定時間待つ必要がある)

と、いわゆる課金型ゲームであるような、強いアイテムが手に入る(課金ユーザーがやたら強くなる)という感じではなく、単純にゲームをよりたくさん遊ぶために課金ができる、という感じです。健全な感じがして非常に良いと思います。

特徴としては初めのツイートでもあったように、購入できる上限が3,000個であるということ。「ポケダイヤ3,000個の購入には最大4,800円必要」とありますが、サイトを見る限り「1000個1,300円」というようなボリュームディスカウントがあるみたいですので、3000個一気に買った場合はおそらく3,500円くらいでしょうか。
さらに、上限3,000個までポケダイヤを購入すると、「ポケダイヤ掘り機」を手に入り、それを使うことで毎日20個ずつポケダイヤを受け取ることができるのだとか。つまり、3,000個使い切ってしまったら終わりではなく、その後も遊び続けられるような仕組みになっています。

課金方法について

ちなみに課金は「ニンテンドーeショップ」を経由する必要があるらしく、そこでの購入方法は以下の4つがあるようです。

プリペイドカードはコンビニで売っているものの、保護者による購入制限を描けることが可能らしく、子供が勝手に課金しないようにすることができます。

考えられること

初めのツイートで「他の課金との意味合いが全然違う」とありましたが、確かになー、と思います。ぶっちゃけ「他の課金」をほとんど知らないのですが、ウェブサイトで分かるシステムから以下のことが考えられます。

  • 課金によってできるのはポケモンの強化とかではないので、課金をする/しないによってポケモンのステータスの違いはあまり生じなさそう
  • 課金をしないと気球のしぼむ時間を待つ必要があるなど、ゲームができる時間に制限が生まれる
  • 課金して長時間ゲームをしようとすると、親の許可が必要になるため、親が子供のゲームする時間をコントロールすることが可能。
  • 課金の上限額は3,500円くらいから最大4,800円までで、おおよそ普通にゲームソフトを買うくらいの値段。

つまり、課金をMAXにしている状態が、いわゆる普通にゲームを買って好きにプレイできる状態であり、それまでの課金してない状態は、いわば「割引」で使っているようなものであると考えられます。なるほど、お金搾取を考えてるっぽいふつうの課金ゲームとは確かに一線を画していそうです。

ゲームの購入も「教育」

ここからは予想ですが、任天堂は、こうした子供向けゲームを「教育」であるととらえているのではないでしょうか。
これまでも、たとえばポケモンへの接し方で生き物の尊さを教えることもあったかもしれませんし、もしかしたら通信でポケモンを交換するのは物々交換の基礎を学ぶことかもしれません。そのように、ゲームコンテンツで子供の教育をサポートしてきた任天堂が、ゲームの提供方法から教育に入り込んできているように見えます。
まず、「無料ではできることに制限がかかること」を知れます。もっと楽しみたいと思ったら、それにはお金を払わなければならない。お金を使いたい、と思ったら親にそれを言わなければならない。これはある意味当たり前のことですが、そうした感覚ももしかしたら今の子供たちにはあまり無いのかもしれません。
さらに、課金の上限を定めることによって、無用な高額請求を避けるとともに、「お金で解決できる上限を知る」ことができます。お金を払えば払うだけ恩恵を享受できるわけではなく、ある程度払ってしまうと、ポケダイヤゲットを一日待ったりする必要があるため、子供からするとちょっと不満が残るとは思いますが、そうした我慢を教えてあげるのも、また子供向け娯楽のひとつの責任だと思います。

おそらく『みんなのポケモンスクランブル』は、「教育」の目的を持って制度設計をすることで、課金とそれで得られるもののバランスが非常に良くとれたものになったものなのではないでしょうか。
やったこと無いから面白いのかどうか知らないけど。