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映画「もしも建物が話せたら」を観てきた

なんかたまたまネットで存在を知ったので、観てきた。

公式ページ

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ベルリン・フィルハーモニー

ベルリン・フィルハーモニー、ロシア国立図書館、ハルデン刑務所、ソーク研究所、オスロ・オペラハウス、ポンピドゥー・センターという世界の名だたる建築物が「もし言葉を話せたら」という視点で、建築物の独白や、そこの人々の暮らしなどが語られていく映画。仮にも建築学専攻出身なんで。
ちなみに6つの建築のうち、ベルリン・フィルハーモニーとポンピドゥー・センターだけは行ったことある。逆に言うとそれしか行ったことない。

会場は渋谷アップリンクで、映画館というよりもミニシアターって感じ。教室くらいの大きさの部屋に椅子を何十個か並べて、140インチの大モニターで観る。

UPLINK ROOM
公式ページのflickrアカウントより。椅子は普通の映画館に比べるとすごいゆったりしててめちゃくちゃ寝心地よかった快適だった。

感想

総監督がヴィム・ヴェンダースだってこともあって、全体的にめちゃくちゃゆったりしたテンポの映画。というより建築のしっとりドキュメンタリーッて感じ。オスロオペラハウスとか、正直パース一枚でしか見たことがなかったし、ソークに至っては人がいる写真を見たことがなかったのだけど、実際こんなふうに人がそこで生活してるのか、というちょっとした(いまさらながらの)新鮮な経験。
実は観る前から、「建築」ではなく「建物」という言葉を選んでいるところにすごく意図を感じると思っていた。建築学科出身だと「建築」と「建物」の言葉の違いは意識しろってめちゃくちゃ言われたものだけど(もしかしたらうちの大学だけかも)、それを踏まえると、「あくまでできあがった建物が語りかける」というところに意味があり、逆に言うと「建物が話せたら」、彼らは「建築」になるのかもしれないと思った。

全体的に面白かったけど、特に面白かったのはハルデン刑務所。こういうビルディングタイプの建築を設計するとき、建築家がどういう光景を思い描いたのかは本人にしかわからないけど、この映画からは囚人を悪くも描かないし良くも描かない、ただそこに人が生活しているということだけを描こうという意志を感じた。

逆に一番記憶に残ってないのがロシア国立図書館。というか寝てた。ナイトショーだったので観る前に酒飲んでたのがよくなかった。すまん。

とりあえず渋谷アップリンクの雰囲気は素敵だと思ったし、映画もバンクシーとかなかなかサブカル?的なやつを揃えていて、結構いい場所やん、と思った。駅から遠いのがちょっと難点だけど、またなんか観に行きたい。